文字を植える。

ちょっと前のことになりますが、大阪・扇町で2/17～21の4日間
開催されていた「写植の時代展」というのに行ってきました。



レポートってほどのものは書けませんので、写真をちょろっとだけ。



写真が左右反転してるワケじゃないよ？（笑）
文字を打つオペレータから見ると文字盤は反転して見えるので、
こういうデザインのポスターになった……のかな？



本職の方にアドバイスしてもらいながら、実際に写植を打つこともできました。
けっこう楽しそう（仕事としては大変でしょうけど）。





展示されてたのは、モリサワの「MC-6型」という手動機です。
１文字１文字ガッチャンガッチャンと打ち込みます。



こういうキーボードを使って入力するタイプのものも。





写研の「ファン蘭」という書体の文字盤です。
この書体は大好きだったな（あんまり使ったことないけど）。

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写植というのは「写真植字」の略ですよね。
で、「植字」というのは、活字時代の言葉で、
「適切な活字を選択し、原稿に従って並べる」作業のこと。

この「植字＝文字を植える」という表現は、なんか凄い言葉だなーと思います。
１つひとつの文字が田に植えられ、稲穂となって実っていって、
やがて書籍やカタログ、ポスター等の料理になっていく、
みたいなイメージを、僕に与えてくれます。
そんなイメージのことは、日々の作業の中ではちょいちょい忘れちゃうんですけども。

DTPの時代になって、写植という技術はもうかなり廃れてきているけど、
「植字」という言葉のイメージはちゃんと持っておきたいと、思います。

てなことを、ほげほげと考えた展示会だったのでした。

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なんのレポートにもなってませんけど、おわりー（笑）。